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2023年12月16日 (土)

AI時代の若者の勉学目標は知識集約ではなく、愛される魅力を身につけることにある。2023年12月16日

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「海辺のパーティ」瀟洒な会場での食事や酒と楽しい交流。
その豊かさは勉学と労働の目的の一つだ。これからの豊かさはAIがもたらすことは確実だ。
そこに「クリスマスキャロル」が重なる。

主人公はロンドンで金儲け一筋の吝嗇で冷酷な老人スクルージ。
彼の前に亡くなった親友マーレイの亡霊が現れて、彼のこれからの悲惨な運命を告げる。
スクルージは悔い改め、近所の住民にお金をばら撒いて幸せになる。


AIは知識集約型の労働者から冷酷に仕事を奪い、徹底的な合理化によって資本家に莫大な利益をもたらす。
それはスクルージがやっていたことをスマートにやっているに過ぎない。
これからの社会目標は「クリスマスキャロル」の結末のように、AIによって得られた利益をどのように社会に還元するかにある。


しかし、それだけでは若者が抱えている問題の解決にはならない。
少数の天才は関係ないが、ほとんどの学生の目的は知識集約のために勉学に励んでいる。
しかし、その効果も価値も確実に薄れて行く。

では若者はどこを目指すべきか。それは、悔い改めたスクルージが目指した泥臭く「愛されること」にあると思っている。

医学の進歩で、近未来では身長も容貌も自在に選ぶことができる。そうなれば現在の愛される要素の容貌は意味をなくす。
人間的な魅力は脳の機能に属しているのでしばらくは簡単には身につかない。


これからの若者の勉学のヒントはそこにありそうだ。スマホ検索ですぐに出てくるような教養の価値は薄くなる。
これからの若者は特別に愛される魅力を身につけることが勉学の目標に変わりそうだ。


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