バレない嘘のつき方。2023年12月20日
「違法建築」ポチとタマは小春じいのために、空き地に家を建て始めた。
ポチは違法建築を案じているが、タマは「人間ではない俺たちは法の適用外さ」と平気だ。
小鳥は人の庭木や屋根に勝手に営巣する。渡り鳥はパスポートなしで、堂々と国境を越えて行く。
米国心理学者マイケル・ルイスの「嘘の見抜き方」
人は生まれながらに嘘をつく才能がある。著者によると、嘘の見抜き方を学ぶことで、上手な嘘がつけるようになる。
嘘を見破られないためには、小さなことだけ正直に話すことだ。未熟な詐欺師ほど、取るに足りない小さな嘘を積み重ねて失敗する。
小さな真実を積み重ねてから大きな嘘を話すと、多くの人は信じてしまう。
逆に、すぐにバレる小さな嘘を積み重ねてから、正しいことを話しても信じてもらえない。
巧妙な詐欺師ほど、騙す相手の嗜好や行動傾向を綿密に調査し、丁寧細やかに配慮する。大抵の人は気持ち良く接してくれる相手に気が緩む。詐欺師は猜疑心が緩んだタイミングを計って大きな詐欺を仕掛ける。そうされると慎重な人でも騙されてしまう。
天才的な詐欺師は感情のコントロールが上手い。
疑われた時、わざと激昂してみせる。もし、激昂の後にすぐに冷静になるようなら作為的なものだ。その微妙な違いを取調官は見逃さない。だから、ベテラン取調官はあえて被疑者を怒らせて真偽を確かめる。
一般社会でも、有能な上司は部下に対してわざと激昂する。それから態度を和ませ、部下に優しく接して安堵させる。それをされた若い部下は、意のままに操られるようになる。
ベテラン政治家も形勢不利になると激昂して反撃する。しかし本当は時間稼ぎで、その間に次の反撃の言葉を考えているだけだ。
だから激昂しやすい人は疑って冷静に観察するのが良い。
ベテラン詐欺師は最後まで嘘で誤魔化そうとしない。行き詰まったらあっさり罪を認めて、刑罰が最小で済むように図る。例えば、相手が同情するような物語を作り上げる。
子供の頃にいじめられたこと。身内が騙された不幸。社会からの疎外感などにより、やもうえず犯罪に手を染めてしまったこと。そのように同情に訴えかけて罪を軽くする。
有能な弁護士は、そのような可哀想な物語を作り上げるのが上手い。
嘘のない主張はシンプルだ。シンプルな企画ほど成功率は高い。説明がやたらと長く多弁な企画は失敗しやすい。
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