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2024年1月24日 (水)

奇人変人が日本を救う。バニラエッセンス異聞。2024年1月24日

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食事前にタンパク質を摂取すると糖吸収が遅れ血糖値上昇を抑制する。
加齢に伴い耐糖能が衰えている。そこで起床後、牛乳と卵をミキサーにかけミルクセーキを作って飲んでいる。
甘味は砂糖ではなく人工甘味料を使う。


香り付けのバニラエッセンスは、昔買った業務用が大量に残っていた。
材料は本物のバニラオイルではなく、合成バニリンをグリセリンとアルコールに溶かしたものだ。

見た目に白濁はなく、香りも正常なので問題なく使っている。
新鮮なミルクセーキはとても美味しい。
それを撹拌しながら凍らせると手作りアイスクリームになる。

合成バニリンについて調べたら面白い記事があった。
国立国際医療センター研究所の山本麻由氏は牛糞からバニリン抽出に成功し、第17回イグノーベル化学賞を受賞した。
授賞式では彼女の成果を称え、ケンブリッジ市の高級アイスクリーム店トスカニーニズが "Yum-a-Moto Vanilla Twist" という名のバニラアイスクリームを作って振る舞われた。
残念ながら、使われたバニリンは牛糞由来ではない。

バニリンの製法は、牛糞1グラムに水4ミリリットルを加えて200度で60分間加圧加熱する。
ただそれだけ1グラムの牛糞あたり約50マイクログラムのバニリンが抽出された。

牛糞中のリグニンスルホン酸が酸化分解してリグノ・バニリンが生成された。
そのことで、飼料中のリグニンが未消化で排泄されることを彼女は証明した。


リグニンは植物のセルロースを繋ぎ止める強固な糊のようなものだ。
製紙の過程で生まれる褐色の物質で、その分子を架橋させて繋ぐとプラスチック様に変化する。
将来は石油代用品として利用が増えそうだ。


自然界ではキノコ類がリグニンを栄養として利用している。
植物全てが材料として使えるが、単位面積あたりもっとも効率良く生産できるのはススキだ。
その時生産されたセルロースを糖化してアルコール発酵させれば車の燃料に使える。


日本はイグノーベル賞受賞の常連国だ。
継続的に受賞している日本とイギリスについて、
「多くの国が奇人・変人を蔑視するなかで、日本とイギリスは誇りにする風潮がある」と創設者のエイブラハムズは誇らしく語っていた。

日本の文化発信力の強さは、そのような奇人変人が輩出した長い歴史にある。
殊に江戸時代は突出している。調べてみると奇人変人が多過ぎて、誰と決められない。


私の好みで一人挙げると、古河藩4代藩主の土井利位(どいとしつら)がいい。
彼は寒い野外で雪を黒地の布に受け止め、ピンセットで黒漆器に移して顕微鏡で観察し、正確に図に記録した。

集大成の「雪華図説」は科学的に分類されていて、世界初の雪の自然科学書となった。
描かれた雪の結晶のモダンなデザインは、江戸に空前の雪模様ブームを巻き起こしたほどだ。


そのように、現代のオタク文化の原型は江戸時代に完成していた。
それらの日本人の極度な凝り性は、食・工芸・芸術と多様に爛熟し、現代日本文化に繋がり世界でもてはやされるいる。

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