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2024年1月10日 (水)

アマゾンの部族ピダハンは生まれながらに悟りの境地にいる。2024年1月10日

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正月に荒川土手から望遠で撮った奥秩父山系。
ゴミ焼却場の煙突が孤高に見えた。

アマゾンの少数民族ピダハンは生まれながらに悟りの境地にいる。

彼らには数も過去や未来の概念もない。
富を所有する概念もない。
母親は子供の数を知らない。
なぜなら総ての子供の名前と特徴を知っているので、何人いるかなど不要だからだ。

自分の年齢も知らないから老いを悩むこともない。

花や果物や青空や雨雲の色をよく知っているので、抽象的な色の名前はない。

狩りの道具とその制作方法。住まいや什器と調理方法。それらは必要最小限だけシンプルに受け継がれている。

喜びや哀しみが過ぎ去ってしまえば、ピダハンはすぐに忘れてしまう。
明日の生活の不安がないので未来を恐れない。
彼らは過去を振り返ることも、未来を憂うこともなく今を生きている。

彼らの生活は仏教の悟りに近い。
彼らは特別な修行も勉学もせずに、生まれながらに悟りの境地に達している。
ピダハンの生き方は現代文明に対する強烈なアンチテーゼである。

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