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2024年5月 5日 (日)

世界を変える日本発先端技術。2024年5月5日

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日本発革新技術。海水を超高速で淡水化するフッ素ナノチューブ・東大開発。次世代窒化ガリウム・パワー半導体、略称ギャンのウエハー製造技術。それは海外に20年は先行している。もし実現したら世界の電力消費を20%削減することができる。
光半導体・NTT開発。実現したら1ケ月充電なしでスマホが使えるようになる。
日産開発のエタノールを使った燃料電池車。水素を燃料に使うトヨタより有利。ネックは燃料電池のレアメタルを使うコスト。製造コストが下がれば充電スタンドは不要となり、EVは劇的に普及する。

エタノールは貯蔵も運搬も容易で、ガソリンスタンドで扱えるようになる。
現在エタノールは主としてブラジルにてサトウキビなどから生産している。
将来的にはセルロースから低コストでエタノールを作るようになる。植物中でセルロースを作る効率が一番高いのは日本のススキ。荒地でも成長するので将来有望な植物だ。

来年あたりから登場するのはペロブスカイト型太陽電池。
桐蔭横浜大学の宮坂力特任教授が発明した日本発技術。 現在のところ耐久性が問題。
ペロブスカイトの基本特許は資金難で海外への特許出願をしなかった。現在は中国の年間出願数が70件と日本の4倍ほど。
過去20年間の蓄積では日本が首位。
日本は実用化に必須条件の耐久性技術での強みがある。
ペロブスカイト太陽電池は従来型太陽電池パネルに比べて重さは100分の1でコストも激安。実用化したら宮坂力特任教授のノーベル賞受賞は確実だ。

ニッチな分野では日本メーカーが独占しているチラノ繊維。 炭化ケイ素の無機繊維で超耐熱・1,800℃以上の上に軽い。それを素材にガスタービンを作ると効率が飛躍的に向上する。

日本発の革新的技術は多いが、これまで実用化段階で利益は周辺国に奪われている。フラッシュメモリーとリチウム電池がその代表例だ。新幹線技術も中国に譲渡した途端に、派生技術を片っ端から出願され日本は大損害を被った。

昔、フォックスコン・鴻海精密工業・テリーゴーに日本先端技術が盗まれた経緯は興味深い。

25年前、日本の世界的金型メーカー・インクスは革新的な技術を完成した。そこに金型作りを模索していたテリーゴーが視察に来た。
「インクスにこれができるか」と彼は金型試作を依頼した。
インクスの技術者は徹夜で金型を完成させた。
テリーゴーは直ちに売って欲しいと要望したがインクスは断った。
すると、フックスコンはインクスの賓客の金型を無料で請負ってインクスの潰しにかかった。その結果、金型価格は8割9割と下がり、インクスは苦境に陥った。

そこに東大の中川教授が来て「苦境に陥っても技術はホックスコに売るな」と助言した。それはインクスを更に苦境に落とすための策略で、技術は最終的にタダ同然の25億でホックスコンに買い叩かれてしまった。

後日、インクスに助言した東大中川教授はホックスコンの顧問で、テリーゴーの為に働いていたと分かった。
今、彼は東大名誉教授に収まっている。
台湾のホックスコンは格安で手に入れた金型技術で大儲けした。

日本の先端技術実用化の問題点は、政府内にも学術学会にも売国奴が大勢いることだ。
その有名な例で、2020年に北海道大学で起きた事件がある。
北大は2016年度、防衛省の安全保障技術研究推進制度に応募して、微細な泡で船底を覆い船の航行の抵抗を減らす研究が採択された。
この研究は自衛隊の艦艇だけでなく、民間のタンカーや船舶の燃費が10%低減される画期的なものだった。

しかし、その研究を日本学術会議は軍事研究だと決めつけた。
そして学術会議幹部は北大総長室に押しかけて、2018年に強引にその研究を辞退させてしまった。それは中国に取り込まれていた学術会議が平和友好の名目で、日本の国力を抑え込む謀略だった。

中国を主とする周辺諸国は日本で革新的技術が生まれると、金に女とあらゆる手段を使って盗みにくる。研究者たちは国際政治に疎く、知らぬ間に取り込まれて技術を盗まれてしまう。
結局は政府がしっかりと日本技術を守らないと、周辺諸国に好き勝手に転がされてしまう。

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