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2024年5月17日 (金)

渋谷スクランブル交差点で見た可愛い子。2024年5月17日

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渋谷へ絵の具を買いに行ったが店は閉まっていた。「まあいいや」とスクランブル交差点へ向かった。しかし、記憶にある途中の建物はすべて改築されていて迷ってしまった。

仕方がない。駅を中心に歩いて、遠回りしてスクランブル交差点に着いた。渋谷の変貌は驚くほど早い。これでは海外観光客が迷うのは当たり前だ。

相変わらずスクランブル交差点は刺激的だった。
いつもの信号の支柱側あたりから広告パネルを眺めようとしたが先客がいた。
マレーシアあたりから来たイスラムの家族だ。
小さな子供を乗せたベビーカーに買い物袋をいくつも下げて、支柱にくっつけてとめている。

信号は幾度も変わったが、若い両親と仲間の女性たちはベビーカーを置きっぱなしに、スクランブル交差点を行ったり来たりして遊んでいる。
まるで遊園地のようだ。
買い物袋が盗まれないか、まったく心配していない。
ここでは文明は衝突せず、平和に融合していた。

駅前広場では、可愛いメイド服の女の子が客引きをしていた。
彼女たちには誘う男の基準がある。
声をかけるのは30代から40代までの男性で黒っぽい地味な服装。
職種は多分、技術系だ。
私は彼女たちの基準から大外れなので、絶対に声をかけてくれない。

傍で立ち話していた女の子のグループの一人が「じゃあね、元気でね」と先に帰って行った。
思わずつられて「貴女も元気でね」と小声で言うと聞こえてしまった。
彼女たちはビックリして私を見た。
強烈に恥ずかしくなって耳まで赤くなった。

その後、駅から若者グループが楽しげに出て来た。
その一人が話に夢中なあまり、尻ポケットのスマホをガチャンと落としてしまった。しかし気づかずに、ぐんぐん去って行く。
腰をかがめ、拾ってあげようとしたら、私より先に若い女の子が拾った。
「あの子たちだよ」
指さすと、彼女は追いかけて行って若者の一人に渡した。
引っ返して来た彼女はすれ違いながらニコリと会釈して、改札口へ駆けて行った。日本の女の子は本当に優しい。

再度、交差点上空のパネルを見上げた。
交差点は相変わらずカオス状態で感動した。
人混みで可愛い子を二人見つけたので記憶した。

絵は帰宅してから描いた。
手前の子は女子高生。
右手のアニメっぽい子は水商売の出勤だろう。
多分、鼻は整形している。
しかし独特な雰囲気があった。
家は4時に出たのに、すでに8時だった。
帰りは迷わないように、いつもの改札口から埼京線ホームへ向かった。

30分ほどで北赤羽に着いた。
明日の食材を駅前のライフで買った。
レジに顔馴染みの女の子がいたので、プリントしたカードを2枚あげた。

この人の声は澄み切っていて、店内の何処にいてもよく聞こえる。
彼女は「雪国」の葉子みたいな人だ。
葉子は川端康成の「雪国」の島村の愛人・芸者駒子の元許嫁の恋人。
葉子の声は悲しいほど澄み切っていると「雪国」に記されている。

・・国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。
夜の底が白くなった。
向こう側の座席から娘が立って来て、島村の前のガラス窓を落とした。
雪の冷気が流れ込んだ。
娘は窓いっぱいに乗り出して、遠く叫ぶように、
「駅長さあん、駅長さあん」

明かりをさげてゆっくり雪を踏んで来た男は、襟巻で鼻の上まで包み、耳に帽子の毛皮を垂れていた。
もうそんな寒さかと島村は外を眺めると、鉄道の官舎らしいバラックが山裾に寒々と散らばっているだけで、雪の色はそこまで行かぬうちに闇に呑まれていた。

文章の窓から身を乗り出して駅長を呼んだ女性が葉子だ。
歳は19〜21歳。
文学好きならこの先を読みたくなるだろう。

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