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2024年5月 7日 (火)

渋谷スクランブル交差点に響くリズム。2024年5月7日

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連休最終日、画材とプリンターインクを買いに池袋へ行った。
その後、渋谷へ行った。スクランブル交差点広場にはヨルダン国旗が旗めいていた。
政治的な集まりだが、スローガンとかシュプレヒコールは一切なし。ケチャをロックにアレンジした様なリズムが絶え間なく響き続ける。耳に残り、癖になるリズムだ。海外からの若者たちは音に合わせて体を揺らしていた。

交差点周りの巨大スクリーの画像は前回から変化していて楽しい。
通行人の邪魔にならないように、信号機の鉄柱に体をくっつけて見上げていた。それでも画材を詰めたリュックの出っ張りに旅行者のアミバックが引っかかった。
丸顔で目の大きなアジア系の子だ。彼女は外国語で謝りながら外そうと1分ほど苦闘してやっと外れた。
仲間は先に進み見当たらない。彼女はまた何か謝りながら人混みに消えて行った。謝り方が日本人ぽいので台湾人かもしれない。

スクランブル交差点の空間は劇的だ。
スクリーン画像は眺めている内にもさまざまに変化した。
閉鎖空区間で見る現代アート動画よりはるかに迫力がある。

旅行者たちはナチス敬礼の様にスマホを持つ片手を宙に伸ばして歩いていた。聞こえてくるのは全てが外国語。一箇所に立っていると、多くの人が何度も交差点を行き戻りしているのが分かった。
傍の背の高い北欧系の男性は連れの女性を肩車していた。
女性は見上げるほど高い位置からスマホで撮影していた。

気がつくと小一時間が過ぎていた。
この近未来の光景を眺めていると、現代アート作家は大変だと思う。ピカソやマチスからアンディウォーホールに至るモダンアートの巨匠たちは、新規性と創る楽しみが両立できた幸せな世代だ。
今のモダンアート作家たちは違う。この現実以上に新しいものを生みだすのは大変だろう。日夜、理論武装と新規性の創出に追いかけられ、ストレスに晒されていているかもしれない。

8時を過ぎていた。
早く帰ろうと、埼京線へ向かって渋谷駅の階段を複雑に登り降りした。数十年、階段で躓いたことはないが、手すりに手を添える様にしている。
事故は心配しているときには起きない。
何も心配していない時に不意に起きるものだ。
帰り道にスーパーに寄ると新ラッキョウが出ていたので買った。これを刻んで納豆の薬味に使う。

夜9時過ぎに無事に帰宅した。早速ラッキョウを刻んで納豆に和えて食べた。実に美味い。

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