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2024年7月 2日 (火)

安全で清潔で穏やかな生活を失いたくない。2024年7月2日

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寺山修司の言葉だが、自分も日々屍体に近づいているのを感じる。
それでも生きているので日常生活は休めない。
虹は無段階に変化しているように見えるが量子力学的には細い筋の積み重なりだ。
人口も同じで、100人の次は101人であり、決して100.5人とはならない。


しかし、最近それは間違っていると思い始めた。例えば私自身は正確には0.4人くらいだろう。その計算での日本の人口は7000万くらいだ。

6月9日の欧州議会選挙では中道右派のキリスト教民主同盟が増減なしの23議席を確保し、極右は4議席増の15議席を獲得した。
その一方、ショルツ首相率いる中道左派が2議席減の14議席。環境保護政党・緑の党が9議席減の12議席と大幅に減少した。

それは選挙権年齢を16歳に引き下げて行う初の全国選挙だった。ショルツ政権と中道左派「緑の党」は若者の集票拡大を期待して、大幅に選挙年齢を下げたが、現実には若者票は右派に大量流出した。

今、欧州では環境保護派が大暴走を起こして、牧畜と農業をやめさせる運動を繰り広げている。それに同調した政府も農業牧畜廃業を奨励しはじめた。今欧州で流行っている極端な菜食主義の根底には、現代の農業・牧畜は悪との思想があるようだ。

しかし、学者の一部には地球温暖化は自然な地球史サイクルによるもので、炭酸ガスや家畜のゲップによるメタンガス排出が原因ではないとの考えが根強くある。私的には、温暖化についてもっと科学的に議論を深めて欲しいと願っている。

ドイツの若者たちが左派に対して反逆したのはそのような事情に加え、極端な移民政策によって伝統文化が失われ、犯罪増加への社会不安が根底にあるようだ。
それらの欧州の動きは、同じ道を歩もうとしている日本への警鐘だと思っている。今の安全で清潔で綺麗で穏やかな生活を失いたくない。

私の年代は人や映画などを通じて1950年あたりまでの米国生活を知っている。
あの頃まで、ニューヨークでも夏の夜は窓を開け放って寝ていた。今と比べて極めて安全だったようだ。

私は多民族国家でも安全な国は構築できると思っている。しかし、現実は周知のように変貌してしまった。
私見だが、日本の安全は単一民族だったから生まれたとは思っていない。
唯一無二の日本古来の思想が強靭だったからと思っている。

10年ほど前、川口市の団地を中国人が占有して、窓からゴミ、糞便、はては冷蔵庫などまで投げ捨て荒んでいた時代があった。
しかし今、彼らは日本人化している。

私の住む赤羽は最近中国人が急増してきた。
来日したての彼らは大声で話し傍若無人に振る舞うのですぐに分かった。
しかし、3ケ月も経ると小声で話すようになり、日本人と区別できなくなる。

日本の思想はひ弱に見える。
しかし、本当は強靭なのかもしれない。
比べてかっての米国思想は強靭に見えて本当は脆弱だったのかもしれない。

米国の日系は3世4世であっても、日本的な考え方を残しているように感じる。そしてその資質が米国で信頼を獲得しているように感じる。
その日本的なものに、安全、誠実、清潔が色濃く残っていると推測している。

今、世界の社会学者が日本を注目している。それは、これからの社会に必要なものを備えているからだと思っている。
日本的な考え方は縄文時代から受け継がれたアミニズムだ。アインシュタインは西欧的な一神教には否定的だったが、日本の多神教には親近感を示していた。
1と0の対立ではなく、どのような民族でも受け入れる要素がある、多神教的な日本の考え方に近未来の生き方があると信じている。

私は単一純粋主義ではない。
しかし、日本の周りには異質な考えの大人口の国がひしめいている。
移民には厳しい枠を設けているのに、すで二つの県人口を合わせた以上の外国人を抱えている。
もし大ぴらに解禁したら、どんなに強靭な思想があっても駆逐されてしまう。

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