昭和花あらし-30・完。2024年7月28日
「昭和花あらし-30」「みんな先に逝ってしまいましたが、私は長生きできました。
生きていれば辛いことと沢山出会います。
でも生きているのは、かけがえがないほど愛おしいことです」
最後におはなさんは話していました。
私はふいに、
花見の宴で踊り続けていたおはなさんが目の前の姿に重なって見えました。
もしかすると一生は何もかも忘れて、
無心に踊り続けることなのかもしれません。
おはなさんの幸せな笑顔を眺めながら、私はそう思いました。
それから8年後の昭和50年、
おはなさんは孫夫婦に看取られて一生を終えました。
完
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「昭和花あらし」は取り急ぎ1ケ月で描き上げました。
これから、不足分の絵を描き足し、文を修正して完成します。
画調は決めず成り行きに任せたので、始めと終わりはかなり違ってしまいました。それらは新たに描き変えます。
意図していませんでしたが、はらずも来月は終戦記念日です。
それより前に、これから追加修正した画像と文をまとめて投稿します。
並行して「小春じい」などその他も投稿いたします。
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