ライターの仕事を狙っての失敗に知るコネの効用。劇団四季・新CD発売。2024年9月28日
「驟雨に追われる天使」雑誌のエッセイにつけた挿絵。昔、いくつかの雑誌で数ページを任されていた。テーマは自由だったので、今回のような挿絵に文をつけて提出した。当時はグラフックやパッケージ用のイラストを受注していた。高額ギャラなので生活費はそれで稼ぎ、雑誌は遊びでやっていた。
出版も元気のいい時代だった。
今の感覚で振り返ると原稿料はとてもよかった。
雑誌の仕事を続けているうちに、難関のエッセイコンテストで最優秀賞を取った。それで出版に本腰を入れようかと思っていると、出版界は下降線を描きはじめて、関わっていた雑誌は次々と廃刊した。
今も文を書くのは絵を描くより好きだ。
毎日、3000、4000文字と書いている。
最近、その能力を生かそうと斡旋業者に登録して単発の仕事を期待した。
登録項目に勤務した会社名記入があった。
私は会社勤めはやったことがない。
仕方なく旧知の出版社名を使い適当に勤務期間を記入した。
困ったのは年齢だ。正直に書いたら絶対に仕事は来ない。それで55歳と思いっきり若く詐称した。
すると連日、10本20本と依頼が来た。
条件はzoomによるWeb打ち合わせが必須で、文はWordでの提出とあった。
私は両方ともやったことがない。
それ以前に「詐称はしないように」と書かれた約款に違反している。それで登録を抹消した。
その次にさらに大手の斡旋業者に登録してみた。
記入は嘘をつかず正確に記入した。
年齢項目は75歳以上は一括りになっていたので、それにチェックを入れた。
それから10日ほど過ぎたが一件の斡旋もない。
なるほど、仕事は実力より年齢が重要だったようだ。
昔、雑誌の仕事を受けられたのは編集者たちと親しく、彼らは私の能力を熟知していたからだ。もし今も彼らが同じ地位にいたら仕事を出してくれるだろう。
コネは前近代的と言われているが、意外に正しく機能するものだ。
劇団四季から私の昔の絵を使ったCDが届いた。
しかし、使っているMacOS15.0にCDプレイヤーのバージョンが合致せず、まだ視聴できないでいる。
CDは懐かしい。昔は随分たくさん仕事をした。
「ガンバの大冒険」は若い人には子供の頃に舞台を観た人が多く、深い感銘を受けたと話す。
子供の頃に感動を味わった人ほど、豊かな人生を送れる。
お子様に観劇かCD視聴、よろしくお願いいたします。
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