100兆年後、宇宙の全ての恒星は燃え尽き闇となる。それを耐え眠り続ける人を描いた。2024年9月27日
「100兆年の孤独」永遠に続く闇の中で、ひたすら宇宙の再生を待つ人間を想像して描いた。
その人は生命維持装置により永遠に眠り続け、脳の世界で生き続ける。
もしかすると貴方が生きている世界は、その人の夢の世界かもしれない。
10億年後の地球では現在の海洋の約27%がマントルに沈み込む。
太陽光度は10パーセント増加して、地球表面平均温度は47 °Cまで上昇する。
20億 - 30億年後には、地球の磁気ダイナモが停止する可能性がある。
その結果、磁気圏は崩壊し、外気圏から軽元素は宇宙空間へ流出する。
40億年後、地表温度は暴走し地球表面は高温によって融解する。
この時点で地球のすべての生命が絶滅する。
数兆年後、すべての銀河で新しい恒星の形成が止まり、まだ燃えて輝いているのはもっとも小さく、ゆっくり燃えている恒星だけになる。
そして100兆年後、その恒星の最後の一つは死滅してしまう。
画材パステル。それをCG処理した。
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