深い悩みは、その時一番やりたくないことを実行すると解決。2024年10月10日
訳あってコロナ忌末期の飲食店の営業が再開した時の写真を見つけた。
場所は丸の内の仲通。
ビールの後にコーヒーをとった。
外テーブルは通りを行き来する人を眺められるので楽しいが、まだ人通りはなかった。
テーブル上の薄緑の本は荘子集の文庫本。
長年愛読しているので角が丸くなって毛羽立ち白くなっている。
その変化が紙の本の素晴らしさだ。
その中の荘子の言葉「憂あれば、即ち救われず」
悩むことは良いことだ。
しかし、心を失うまで苦悩すると良い考えは浮かばず、そこから抜け出せなくなる。
そんな時は一歩退いて、客観的に自分を眺めると答えが出る。
「憂あれば、即ち救われず」はそのような意味がある。
私は好きなこと、やりたいことだけをやって来た。
しかし現実は、嫌なことをしないと食べていけない。
だから、世間の人は朝6時半に起きて8時には家をでて出勤するような、きちんとした生活をしている。
そのような世間の人を眺めると「みんな本当に偉い」と尊敬してしまう。
深い悩みの解決方法は
「ほとんどの悩みは、やりたくないこと嫌なことを受け入れ実行することで解決する」
簡単なことなのに、ほとんどの人はそれができなくて悩む。
私自身もそれで悩んでいる。
いつまでも悩みが解決しないのは、一番先に実行しなければならない事柄がとても嫌だからだ。
その場合は、紙でも何でもいいので、
嫌なことを箇条書きにして、その解決方法と嫌な理由を記入する。
記入しているうちに悩みの原因が明快になって、その8割は解決してしまう。
それでも解決できない残り2割は、時間が強引に解決してしまう。
例えば、病気だ。
もし末期の癌が悩みだったら、何をしようと死が解決してしまう。
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