風と天使を捕まえようとするネコ。複雑に調和している自然にリーマン予想を重ねる。2024年12月6日
「風を捕まえる」ニャンコが何もない空間をじっと見つめていることがある。
「ネコには人には見えない天使や魂などが見える」と言っていた人がいたが、動物たちの無心な姿は心を打つ。
絵皿の外枠に、ニャンコが捕まえようとしているものを説明的に描いた。捕虫網で風と天使を捕まえられたら楽しい。
写真は冬の新宿御苑。
木々のくねくねした枝は不思議な魅力がある。
隣あった木々同士が陽光を独占しようと戦っていくうちに、このような複雑な形になったのだろう。
木々たちが枝を複雑に絡み合わせながら調和している姿を眺めていると「リーマン予想」と呼ばれる難問を連想してしまう。
それを大雑把に説明すると「不規則に出現する素数の数列であっても一定の法則がある」と言うことらしい。
しかし、難問すぎで入り口に到達することさえ、できそうにない。
この法則は「創造主の暗号」と言われていて、解明出来れば宇宙の法則から生命のシステムまで一気に解明できると言われている。
だから、生涯をかけ、精神を病むまで解明に熱中する数学者たちが幾人も現れては消えて行った。
人にはできなくても、究極まで進化したAIなら解明するかもしれない。
しかし、解明されても、人が死や苦悩から解放される訳ではない。
解明の後、人はどのような道を辿るのだろうか。
人の心は大昔と少しも変わらないし、未来永劫、進化しそうにない。
ただ、AIだけが進化して、人は深い空虚さに陥って行くように思えてならない。
人の心はAIほど強靭ではない。
柔らかく繊細で傷つきやすい。
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